初心者知っ得!出来が違うハーバリウムの作り方・コツ~応用まで

最近非常に注目されている「ハーバリウム」。
おしゃれでフォトジェニックな見た目ですが、実は材料と身近な道具で初心者でも簡単に作ることができるため、手作りする方が増えています。

ハーバリウムを作ってみたいけれど、初めてだから失敗はしたくないなぁと悩んでいませんか?

ここで紹介する方法でハーバリウムを作ると初めてでも失敗せずに作ることができます。
なぜなら、簡単に作ることが出来る一方で、コツを少し知っておくだけで出来上がりが全く違うからです。

ここでは、起こりやすい失敗例を交えながら、ハーバリウムの基本的な作り方、コツとともに、作り方の応用編をご紹介します。
また、動画も紹介していますので、見てみてくださいね。

コツをおさえて、世界にひとつだけのインテリアや贈り物にもふさわしい綺麗なハーバリウムを作りましょう。

※商品の掲載情報は2018年10月時点のものです

1.材料・道具の準備

 まず、材料や道具や道具をそろえましょう。
最低限必要なもの、あると便利・より良くなるものを材料と道具に下記に分けてまとめました。

必要なもの あると便利・より良くなるもの
材料

・ハーバリウムオイル
・瓶
・花材

・ビーズなど
・ラッピング材料

道具 ・はさみ

・竹串などの棒
・長めのピンセット

細かく見ていきましょう。

1-1 材料をそろえる

基本的には好きな材料を選ぶことが出来ますが、水分を含むものやオイルに入れると劣化するものは避けましょう。
ドライフラワーも完全に水分が抜けていない場合は腐食の原因となります。

ハーバリウムオイル

ハーバリウムに使われる専用オイルは、主にミネラルオイル(流動パラフィン)、シリコンオイルがあります。
物により高粘度、低粘度のものがあり、高粘度のオイルのほうが花材は動きにくくなります。

予算をおさえ身近なもので代用する場合は、ミネラルオイルが成分のベビーオイルや洗濯のりを使うこともできます。
しかし透明度や保存性はミネラルオイルやシリコンオイルのほうが高いです。

初心者の方には、安心して使えるハーバリウム専用と書かれたミネラルオイルをおすすめします。
200ml程度の使い切りオイルなら700円程度で購入できますし、100円ショップでは45ml入りのオイルを取り扱っているお店もあります。

花材によってはどのオイルでも、オイルにつけることにより色落ちをする場合があります。
心配な場合は少量のオイルで予め試しておくとよいでしょう。

オイルの種類 ミネラルオイル
 (流動パラフィン)
シリコンオイル ベビーオイル
 (ミネラルオイル)
オススメ度 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆  ☆☆
手に入れやすさ △ ネット通販 △ ネット通販 ◎ 薬局など
透明度
保存性
花材の色落ち 〇 落ちにくい 〇 落ちにくい △ 変色の可能性有
イメージ
出典元:Amazon


即日★kinari/ハーバリウムオイル(シリコンオイル)1Lペットボトル《花資材・道具ハーバリウム材料ハーバリウムオイル》
出典元:楽天

ジョンソン ベビーオイル 無香料 300mL出典元:Amazon

※品質や条件などにより異なる場合もあります。

瓶は蓋付の瓶を選びましょう。
蓋付で密閉できる瓶は倒れてもオイルがこぼれず保存性も高く安心です。
四角柱型、円柱型、雫型が主流ですが、いろいろな形の瓶があります。
瓶の口が広いほど、花材が入れやすくなり、瓶が太いほどオイルを入れた時に花材が動きやすくなります。

オススメは、口が2〜3センチ、太さが4〜5センチの200mlかそれ以下の容量の瓶です。

容量が大きいほど、たくさんのオイルが必要になりますので、予算をおさえたい方は小さめの瓶が良いですね。

好きな花材、材料

出来上がりをイメージしながら、花材を選びましょう。
難しい場合は、完成品の写真を参考にするとよりイメージしやすくなります。

花材
・プリザーブドフラワー
・ドライフラワー
・造花

+αの好きな材料
・ビーズ  ・貝   ・カラーサンド
・ラメ   ・和紙  ・リボン   など

花材は、プリザーブドフラワーやドライフラワー、造花などを入れることができます。
本物らしさや透明感を求める場合はプリザーブドフラワー、ナチュラル感が好みの方にはドライフラワーがオススメです。
造花は瓶に入れた際に壊れにくく、予算を抑えたい場合にはぴったりです。
また、それらを組み合わせて作ることも出来ます。

花材は瓶の口径に入る大きさのもの、入れる際に壊れない程度の大きさのものを選びましょう。
花托(花びらの根元)部分が瓶の口径より小さければ入れることができますが、プリザなどは壊れやすいので壊れやすさも加味して選びましょう。

ホームセンターで手に入りますが、ネット通販は比較的安価に手に入れることができます。

プリザーブドフラワー・ドライフラワーの中で使いやすい初心者でも扱いやすく、綺麗に見える花材をまとめました。
メインの大き目の花+アジサイ+カスミ草だけでもシンプルできれいに仕上がりますよ。

名前

使いやすさ

特徴

アジサイ

☆☆☆☆☆

手に入れやすくカラーも豊富。花びらはオイルで少し透け、透明感や浮遊感を出す。

カスミ草

☆☆☆☆☆

手に入れやすくカラーも豊富。細かな花なのでデザインの濃淡を出すときに良い。

デイジー

☆☆☆

手に入れにくいが壊れにくくカラーも豊富。存在感がある。

ポアプランツ

☆☆☆

手に入れやすく壊れにくい。数個入れるだけで雰囲気が出る。

イモーテル

☆☆☆

手に入れやすく壊れにくい。

スターフラワー

☆☆☆☆

小さめの花が可愛い。

ペッパーベリー

☆☆☆☆

カラフルでアクセントになる。壊れやすいが人気。

オレンジ

☆☆

ジューシーさ、フレッシュさが出るため人気。

ハートリーフ

☆☆☆

ハート型をした葉で可愛らしさやインパクトが出せる。

ラスカス

☆☆

映えるグリーン色で丈夫。

花以外にも、ビーズや貝、カラーサンド、ラメ、和紙、ガラス細工などを入れるとより華やかになります。
また、ラッピング用のリボンやタグ、マスキングテープなども用意しておくとより完成イメージが描け、よりよいでしょう。
100円ショップでもいろいろな材料を手に入れることができます。

1-2 道具をそろえる

道具は、はさみ、竹串などの棒、長めのピンセットを用意します。
はさみは花材のカット、竹串などの棒や長めのピンセットは、瓶の中の花材の位置調整をする際に便利です。

ハーバリウム キット
出典元:Bellevie Flrur
※道具・瓶・材料の用意:左から、瓶(円柱)、はさみ、棒(竹串)、長めのピンセット、オイル(200ml

2.ハーバリウムの作り方【基本・コツ・起こりやすい失敗】

2-1 瓶を洗浄・消毒する

瓶は食器用洗剤などで隅々まで洗い、しっかり乾燥させましょう。
薬局やホームセンターで販売されている手芸用エタノールでふきとり消毒をするとより効果的です。

ハーバリウム 作り方
出典元:Bellevie Flrur
※瓶の洗浄:食器用洗剤などで瓶の隅々まで洗浄する


出典元:筆者撮影
※瓶の乾燥:瓶の口を下に向け、しっかり乾燥させる

【起こりやすい失敗】洗浄・乾燥が不十分で腐敗する
ハーバリウムは1年以上楽しめますが、洗浄や乾燥が不十分な場合、汚れによるカビなどで花材が腐敗してしまうことがあります。
きちんと洗浄・乾燥しましょう。

2-2 花材を切る・並べる

花材をカットし、デザインをイメージしながら瓶の形に並べてみましょう。

ハーバリウム 作り方
出典元:Bellevie Flrur
※花材のカット:あじさいなど花材をカットする


出典元:筆者撮影
※花材を並べる:カットした花材をデザインイメージの順に並べてみる

【起こりやすい失敗】花材が浮く、偏る
最も起こりやすい失敗が、オイルを入れた際に花材が浮いたり偏ってしまうという失敗です。
ハーバリウムを作り慣れている方もこの浮く失敗に悩まされます。
花材が浮かないよう、長めにカットしたり、瓶の側面に触れるようにまとまりを残してカットすると防ぐことが出来ます。
詳しくは、2.花材の入れ方(応用)でふれます。

花材を細かく切ってしまった場合や小さめの花材を入れる場合は瓶に花材を入れる際に、花材同士をからめたり、大きめの花材にひっかけるようにすると浮遊を防ぐことが出来ます。

【起こりやすい失敗】花材のバランスが悪い、イメージ通りにならない
カットした花材を次々に瓶へ入れていくと花材の量が偏り、イメージ通りに ならないことがあります。
デザインをイメージし、予め花材を瓶の形に並べると花材の偏らず、作ることができます。


出典元:筆者撮影
※花材を並べる:カットした花材をデザインをイメージして並べてみる

【起こりやすい失敗】花材の入れすぎ、又は花材が少ない
花材を入れすぎると、花がぎゅうぎゅうに詰まっているように見え、光にかざした時に透明感が失われることがあります。
逆に花材が少ないとオイルのみの空間ができ、貧弱にみえますので、オイルを入れて花が若干浮遊するくらいの量に加減しましょう。
量の加減がわからない場合は少なめに入れ、オイルを入れた後に花材を追加しましょう。

2-3 花材を瓶に入れる

花材を並べた順に瓶に丁寧に入れていきます。
長めのピンセットや竹串などの棒を使ってデザインイメージの位置に花材がくるよう、位置を調整しましょう。

【起こりやすい失敗】花材が破損する
プリザーブドフラワーやドライフラワーは壊れやすいため、丁寧に入れていきましょう。

【起こりやすい失敗】正面が決まらない
正面のあるデザインの場合はどこの面が正面になるか意識しながら花材を入れていきましょう。
オイルを入れた後で竹串などの棒で調整できますが、花材を入れる時点で意識しておくと綺麗に仕上がります。
ここで長めのピンセットを使うと調整しやすいです。

ハーバリウム キット
出典元:Bellevie Flrur
※花材の位置を調整:瓶に入れる際に正面を意識しながら花材の位置を調整する

2-4 オイルを注ぎ、空気を抜いて蓋をしめる

オイルは温度により膨張するので、瓶に注ぐ際は少し空気を残して瓶の首部分まで注ぎます。
花材から気泡が出るのでしばらく蓋を開けたまま気泡が抜けるのを待ち、蓋をして完成です。


出典元:筆者撮影
※瓶にオイルを注ぐ:瓶の首部分までオイルを注ぐ

【起こりやすい失敗】オイルを注ぐと花材の位置がずれる
オイルを瓶に注いでいきます。瓶の内側にオイルを沿わせるように少しずつ注ぐと花材の位置をある程度維持出来ます。
微調整は竹串などの棒で行います。


出典元:筆者撮影
※瓶にオイルを注ぐ:瓶の内側に沿わせてオイルを注ぐ

2-5 完成

リボンなどでラッピングして完成です。
窓際など光のあたるところに飾ると綺麗です。

ハーバリウム キット
出典元:Bellevie Flrur
※リボンをして完成

 

3.花材の入れ方【応用】

3-1 花材が浮かない作り方

オイルを入れたときに花材が浮くことを防ぐ方法として以下の方法があります。

方法 長さ、入れ方の工夫 根元を結ぶ シートに貼る
簡単さ
使う道具 なし リボンやワイヤー 透明なフィルムシート
グルー(又は耐水性ボンド)
浮き防止度 ☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆☆☆

※花材や使う材料により異なることがあります。

3-1-1 花材の長さ・入れ方を工夫する

花材を瓶の長さに切ると瓶内部の上底や側面に花材が触れるため、浮きにくくなります。
また、花材を大きめのまとまりで入れたり、他の花材にひっかけることで浮きにくくなります。
これは一番手軽にできる方法で意識するだけでも出来が違いますが、確実に浮かなくなるわけではありません。


出典元:筆者撮影
※花材の長さを長めにして瓶に入れる
 花材を他の花材にひっかけて瓶に入れる

3-1-2 リボンやワイヤーで花材の根元を結ぶ

花材を瓶の長さに合わせて切り、花材の根元をリボンやワイヤーで結んでおくと、固定された花材が瓶の側面にふれることで、浮きにくくなります。
こちらの方法も確実に浮かなくなるわけではありません。


出典元:筆者撮影
※花材の根元をワイヤーで固定して瓶に入れる

3-1-3 シートなどに固定する

透明なフィルムシートにグルー又は耐水性ボンドで花を固定し、シートをくるくる丸めて瓶の中にいれると、オイルを注いでも花材の位置は変わりません。
ただし、花材を貼る位置が丸めた時に花材が重ならないようにしなくてはいけません。
こちらの方法は他の2つの方法より浮かなくなりますが、シートやグルー(又は耐水性ボンド)を用意する必要があります。


出典元:筆者撮影
※花材をリボンに貼って瓶に入れる


出典元:筆者撮影
※花材を透明なシートに貼って瓶に入れる 

 

4.作り方の動画

作る前に動画も参考にしてみてはいかがでしょうか?
こちらでは、5分未満で閲覧できる簡単な作り方動画をご紹介します。
花材をそのまま入れる作り方、花材同士をからめて入れる作り方、花材をリボンに貼り付ける作り方です。

4-1 花材をそのまま入れる作り方

花材をカットしてデザインをイメージして並べます。
位置を調整しながら花材を入れていきます。
オイルを注ぎ、花材の位置を調整して、気泡が抜けたら蓋をして完成です。

4-2 花材同士をからめて入れる作り方

花材をカットしてデザインをイメージしながら並べます。
花材同士をひっかけながら瓶に入れていき、位置を調整します。
オイルを注ぎ、花材の位置を調整して、気泡が抜けたら蓋をして完成です。

4-3 花材をリボンに貼り付ける作り方

花材をカットしてデザインをイメージしながら並べます。
花材をリボンにグルー(又は耐水性ボンド)て貼り固定します。
花材が壊れないように丁寧にいれていきます。
オイルを注ぎ、花材の位置を調整して、気泡が抜けたら蓋をして完成です。

5.ハーバリウム取り扱い・保存方法について

5-1 オイルの取り扱い

オイルは耐火温度を高めに設定した燃えにくいオイルですが、火気の近くは避けましょう。
オイルが目に入った場合は水でよく洗い流してください。飲料ではありませんので絶対に飲まないでください。
オイルを廃棄する際は下水道に流さず、食用油と同様に新聞紙などに染みこませて可燃ゴミとして廃棄してください。

5-2 日光に長時間あてると

ハーバリウムは窓際などにおいて光を当てると綺麗ですが、
長時間当てたままにしておくとオイルや花材の劣化を早めてしてしまうので注意しましょう。

6まとめ

いかがでしたか?
初心者にも簡単に作れるハーバリウムですが、失敗しやすい7つのポイントを知っておくだけで出来が変わりますよ。
綺麗に出来上がると嬉しいですよね!
自分用にも贈り物にも世界でひとつだけのオリジナルハーバリウム、是非作ってみて下さいね。

失敗しやすいポイントまとめ
【起こりやすい失敗】洗浄・乾燥が不十分で腐敗する
【起こりやすい失敗】花材が浮く、偏る
【起こりやすい失敗】花材のバランスが悪い、イメージ通りにならない
【起こりやすい失敗】花材の入れすぎ、又は花材が少ない
【起こりやすい失敗】花材が破損する
【起こりやすい失敗】正面が決まらない
【起こりやすい失敗】オイルを注ぐと花材の位置がずれる