赤ちゃんが生まれて早1か月。
少しずつパパもママも赤ちゃんも生活リズムがついてきたころでしょうか。
この時期になるとパパママは赤ちゃんのお祝いイベント第2弾「お宮参り」をどうしようか、悩み始めると思います。
「お宮参り」ってするの?しなくてもいいの?
するとしたら、どうしたらいいの?どこでするの?お金はいくらかかるの?と疑問はいろいろ出てきますよね。
ここではパパ・ママ・赤ちゃん みんなが無理せずにお祝いできるように、わかりやすく解説&記念に残るイベントにするためのお祝い方法をご紹介♪
「こんなお宮参りをしたよ!」という先輩パパママの体験談もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
※商品の掲載情報は2018年10月時点のものです
目次
1「お宮参り」のお祝い
お宮参りは赤ちゃんが初めてその土地の守り神である産土神(うぶすながみ)にお参りし、誕生の報告、生まれたことへの感謝、そして健やかな成長を願う行事です。
近年で「安産祈願をした神社」「ママの実家の近くの神社」といった風に赤ちゃんとママに負担がかからないように地元・地域の神社ではない神社で行う方も多いようです。
地域性もありますが男の子は生後31~32日、女の子は生後32~33日が一般的な目安とされています。(正式には 男の子31日目、女の子32日目とされています)
赤ちゃんとママの体調や天候に考慮し、100日ぐらいまでに行うのがいいですね。
2「お宮参り」のお祝い する?しない?
お宮参りのお祝いをするのか、しないのか。
「絶対にする!」と出産前から計画しているパパママもいるでしょうし、体調が優れない・忙しいからとしないこともあると思います。
しかし筆者のオススメは「お宮参りをする」です。
なぜなら「お宮参り」は赤ちゃんのお祝い行事の知名度NO.1ですし、ママが床上げをして外出できるようになってから初めてのお祝い行事なので「きちんと」お祝いしてあげたいと思うパパママなら「すべき」お祝い行事です。
実際に80%以上のパパママがお宮参りを行っているんです。
出典元:ASUKANET
この調査結果からもわかるように赤ちゃんの1歳までの行事で一番知名度があるのが「お宮参り」!
そして実際にお祝いした行事でも一番多い384人中308人!80%以上です。
いわゆる正式なお宮参りの時期(生後31~33日)にしなくても、お天気や体調に考慮して、家族でお参りして写真を撮る。
それだけでも素敵なイベントになりますよ。
3「お宮参り」いつするの?どうする?
お宮参りをする!と決めてもわからないことってたくさんありますよね。
そこでここでは具体的に「いつ」「誰と」「どこで」などを解説しちゃいます!
3-1 時期】いつするの? 男の子は生後31~32日、女の子は生後32~33日
域性もありますが男の子は生後31~32日、女の子は生後32~33日が一般的な目安とされています。
(正式には 男の子31日目、女の子32日目とされています)
しかし!例えばお正月に生まれた赤ちゃんの32日前後ってまだまだ真冬。
いくら外出の目安が生後1か月頃から・・と言われていても雪が降っていたり、感染症が流行っていたりと連れ出すのは躊躇しますよね。
なので目安は目安!と割り切って、お天気やママと赤ちゃんの体調を考慮して日を決めてOK!
冬生まれの赤ちゃんなら、ちょっと暖かくなる3月下旬~4月末、真夏生まれの赤ちゃんなら涼しくなる10月~11月など、外出しやすい・お天気が安定している時期がオススメです。
生後1か月健診が終わってから、日を決めてOK!
生まれた病院などで赤ちゃんとママの生後1か月健診があります。
その健診でママの体調・赤ちゃんの体調に「大丈夫」という太鼓判をもらってから日を決めても大丈夫です。
真冬生まれの赤ちゃんや真夏生まれの赤ちゃんのお宮参り。
100日のお祝い(お食い初め)と一緒に行うのがオススメ!
1月生まれなら暖かくなってきた4月、8月生まれなら涼しい11月 など、過ごしやすい時期 に2つのお祝いを兼ねて行うとパパ・ママ・赤ちゃん・祖父母とみんなの負担も少なく行えますよ。
3-2 誰と】参加者は? パパママ&両方の祖父母が一般的
お祝いに参加するのは赤ちゃんのパパママ、両方の祖父母というのが一般的。
参拝時には父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするのが正式です。
これはまだママの体調が完全ではない時期のため体を休めるためにお宮参りに参加しなかったことが由来とされています。
祖父母が参加しないときや、赤ちゃんがぐずったりしたときはママが抱っこしたほうが赤ちゃんも安心するかもしれませんね。
3-3 場所】どこでするの? 地元の神社や安産祈願をした神社
お宮参りとは「その土地の産土神(うぶすながみ)にお参りし、誕生の報告、生まれたことへの感謝、そして健やかな成長を願う」行事ですので、赤ちゃんが育っていく居住地の神社にお参りするのが一般的です。
しかし地元の神社になじみがない場合などは、父方の地元の神社や安産祈願をした神社などにお参りしてもOKです。
赤ちゃんやママも体調を考慮し、ママの実家の近くの神社にお参りするという方もいらっしゃいますよ。
どこの神社にお参りするか、パパ・ママでよく相談して、わからない場合は祖父母に相談しましょう。
3-4 何を?】何をするの? 神社で祈祷を行ってもらう
初詣のように普通の神社参拝のようにお参りする方もいらっしゃいますし、赤ちゃんの健やかな成長を祈る祈祷を行ってもらう方もいらっしゃいます。
より思い出深く、きちんとしたお祝いにしたい場合は「祈祷を行ってもらう」のがオススメです。
祈祷の時は鈴の音や太鼓の音などで赤ちゃんがびっくりして泣いてしまう場合があります。
その際は、祈祷の邪魔にならないようにそっと隅の方に移動するなど、他の方への心配りも忘れないようにしたいですね。
3-5 費用】いくらかかるの? 初穂料の目安は5000円~
初詣のように普通の神社参拝のようにお参りするだけの場合は特に必要ありません。(お賽銭箱に気持ちを納める程度です)
祈祷を行ってもらう場合は、神社に初穂料(はつほりょう)を納めます。一般的には5000円程度と言われています。
神社によっては、お宮参りなどの祈祷が予約制であったり、初穂料が決まっている場合がありますので、事前に神社に確認しましょう。
(HPに記載されている神社もありますが、より確実に確認するには電話するのがいいでしょう)
初穂料を神社に聞くと「5000円以上お気持ちで」と言われた場合は5000円で大丈夫ですが、人数が多い場合は10000円納めるとスマートです。
また初穂料はのし袋や白封筒に入れて納める場合と、そのまま社務所(神社の受付)で納める場合があります。
確認の電話の際に「初穂料はのし袋にお入れした方がいいですか?」と聞くといいかもしれませんね。
ちなみに筆者がお参りした安産祈願の神社、お宮参りの神社ともに社務所でそのまま納める形でしたので、お財布から直接納めました。
いずれの場合も新札かなるべく綺麗なお札を用意しておきましょう。
3-6 衣装】赤ちゃんの服装は? 赤ちゃんはベビードレス&お祝い着がオススメ
赤ちゃん
退院時にセレモニードレス用意しましたか?
もし用意した!という場合はセレモニードレスを着せるのがオススメ。
セレモニードレスがない場合は、ちょっとおしゃれなお出かけ用のお洋服やホワイトベースのカバーオールなどがオススメ。
おばあちゃんやママが抱っこした後に「祝い着」を羽織らせます。
母方の祖父母が祝い着を用意するしきたりもありますが、もしパパやママが赤ちゃんの頃の祝い着があれば、ぜひ使って!
代々受け継ぐ祝い着でのお祝いは素敵な記念になりますよ。
赤ちゃんの祝い着は誰が準備するのか。
当日は赤ちゃんを誰が抱っこするのか。
事前に打ち合わせをしておきましょう。
父方と母方では風習が違う場合もありますので事前に確認を!
3-7 服装】参列者の服装は? スーツや着物など参列者で合わせましょう
パパママ
お祝いにふさわしい服装がベスト。
パパはスーツもしくはスーツに準じた服装。
ママは産後なので楽だけども、それなりにきちんと感のあるアンサンブルや授乳口付きのワンピースなんかがオススメですよ。
もちろん着物もOK!ですが、授乳できないので、完全母乳育児の場合は要注意です!
写真をたくさん撮るので身なりは整えましょう!
祖父母
こちらもお祝いにふさわしい服装がベスト。
おじいちゃんはスーツもしくはスーツに準じた服装。
おばあちゃんは着物やきちんと感のある服装にしましょう。
抱っこすることもありますので、華美な飾りなどが付いているものは避けましょう。
4「お宮参り」お祝いの相場は?お返しは?
4-1 お祝いの相場は? 5000~10000円
お宮参りのお祝い 相場は5000~10000円とされています。
すでに出産祝いを贈っている場合は、お宮参りのお祝いは不要と言われています。
祖父母の場合でお宮参りに参加する場合、お祝い金という形ではなく初穂料を負担したり、食事会費用・お祝い着費用・写真館撮影費用などを負担したりする場合も多いようです。
お祝金としてパパママに渡すのか、費用負担を申し出るのかは地域性や家族の考えなどで様々です。
パパママの兄弟・姉妹の場合は5000円程度でお祝金を包むか、おもちゃやお菓子などと言ったお祝いを持参したほうがいいでしょう。
お祝い金の祝儀袋・お祝いの品の熨斗、どちらの場合も紅白の蝶結びの水引を使い、表書きには「御祝」「祝初宮参」「祝御宮参」などと書き、名前の部分は名字もしくはフルネームで記載します。
4-2 お祝いをいただいたお返しは? 一般的には必要なし
お宮参りのお祝いのお返し(内祝い)は一般的には必要なしとされています。
というのも、お宮参りのお祝いをするのは祖父母など近しい親類がほとんどなので、お宮参りの後に「食事会」を行えばそれがお返しと認識されるからです。
誰がこの食事会の費用と負担したのかで、変わってきますので、お宮参り・食事会が終わってから後日渡してもいいでしょう。
遠方の親戚などからいただいた場合は、お礼状にお宮参りの写真を添えて、お菓子やタオルなどのギフトと一緒に内祝いをしましょう。
目安はお祝いでいただいた金額の半額以下です。
必要なしと言われていても、ちょっとしたギフトとお礼状を贈ると喜ばれますよ。
祖父母など参加者が遠方から来てくれる場合、住まいの場所の銘菓などを手土産として用意しておくと「気がきいてるね」「気配り上手だね」とパパママの評価がアップしますよ!
特に食事会の費用を負担してくれる場合は、生後すぐに手形で作った記念品や、お七夜の写真を入れたフォトフレームなど、赤ちゃんの成長を感じられるものをカタチで贈るのもいいですね。
「お宮参りに来てくれてありがとう」の意味も込めて、何か準備してみてはいかがでしょうか。
5「お宮参り」お参りの後はどうする?
赤ちゃんの生活リズムなどを考えるとお宮参りは午前中に行う方が多いかと思います。
お宮参りが終わるとちょうどお昼ぐらい。
この後はすぐに解散?食事会?どうしたらいいの?と悩みますよね。
出典元:Combi Town
先輩パパママに調査した結果、60%以上の人が食事会を行っています。
ママと赤ちゃんの体調や場所などにもよりますが、お宮参りの後、食事会を提案するほうがスマートなようです。
5-1 場所は?】外食?自宅?どこで? 料亭や近くのレストラン
神社や自宅の近くの料亭やレストランなどで行うと気楽にお祝いできます。
赤ちゃんとママのことを考えて「近距離」「個室」「禁煙席」「ベビーベッドがあるor和室」「授乳室あり」「予算」などのポイントに気を付けてお店を決めるといいでしょう。
もちろん事前の予約は必要ですし、参加してくれるみんなにもお祝いの食事会を催す旨をきちんと伝えておきましょう。
もちろん自宅でしてもOKです。時間を気にしなくてもいい、赤ちゃんが慣れた環境で休めるというメリットがあります。
その場合は、負担にならないようにケータリングやデリバリーなどを活用するのがオススメです。
5-2 費用は?】誰が負担する? 明確なルールはなし!
お祝いの食事会、費用は誰が負担するのでしょうか。
赤ちゃんのパパママが負担する場合や、パパ側の祖父母が負担する場合、ママ側の祖父母が負担する場合などいろいろなパターンがあるようです。
お祝着はママ側の祖父母が用意してくれたから、食事会の費用はパパ側の祖父母が負担する という場合や、両方の祖父母から出産祝いやお宮参りのお祝金をいただいたのですべてパパママが負担する という場合などいろいろあるようです。
そのため「誰が負担するという明確なルールはない」ということになります。
両家に角が立たないように、事前に打ち合わせをするといいかもしれませんね。
でもパパママから「食事会するし、お金お願い!」なんておねだりはNG!
自分たちも「親」になったのですから、しっかりした面を親御さんに見せるのも親孝行です。
基本的に祖父母の費用負担は祖父母からの申し出があった場合にしたほうがいいですね。
6「お宮参り」記念に残るイベントにするポイント
【記念に残るお祝いにするポイント①】 祝い着を羽織らせる
同じお宮参りの写真でも「祝い着」の有り無しでお祝い感はかなり差が出ます!
ぜひ用意しましょう♪
出典元:京都KAZAN堂
祝い着を購入しても保管場所がない、高価なので購入はしたくないという方は「レンタル」がオススメ。
新品ではないというデメリットはありますが、気にならない方は要チェック!
お宮参りの記念写真を写真館で撮影する方は、その写真館でレンタルをしていたり、呉服店のレンタルがあったり、インターネットでもレンタルがあります。
出典元:京都かしきもの
【記念に残るお祝いにするポイント②】家族写真を撮る
赤ちゃんのお宮参りは一生に1回!なので、この日には家族写真を!
お祝いの参加者全員、パパママ&赤ちゃん、パパママ&赤ちゃん&パパの方のおじいちゃん・おばあちゃん、パパママ&赤ちゃん&ママの方のおじいちゃん・おばあちゃんなどなどいろいろなパターンを撮ると、おじいちゃん・おばあちゃんも喜んでくれますよ。
神社の境内で、写真館で、といろいろなパターンがあると思いますので、赤ちゃんの負担にならないように考えてあげてくださいね。
実際にお宮参りをした約半数が写真館で撮影したとの調査結果も!
写真館では撮影しなくても「何らかの撮影をした」人がほとんどで、撮影しなかったという人は本当に1%以下。
写真はやっぱり「記念に残る」ものですので、ぜひ!
3)新しい成長の記録「等身大フォト」を撮る
出典元:Fish photo
赤ちゃんを「等身大」のサイズで飾れるベビーフォト!
ありそうでなかったフォトではないでしょうか。
年月の経過とともに子供の成長を感じられる素敵なフォトに挑戦してみるのもいいですね。
7「お宮参り」私はこうしました!
先輩パパママ体験談
2児のママ30代 Kさん
上の娘の時は5月生まれ。お宮参りの季節はちょうど梅雨&パパの仕事が激務でお休みがない状態でした。
なので、祖父母とも相談し、100日のお食い初めとセットで行うことにしました。
真夏ですが、その年は比較的冷夏だったので、思い切って8月上旬に決行!
山の方の神社だったこと、冷夏だったこと、家から車で20分程度だったことも決め手でした。
出産祝いでいただいた半袖の白いカバーオールを着せ、出発!
完全母乳育児だったので、私は授乳ができるような服装にしました。
神社について社務所で初穂料を納め(5000円)、時間まで待合室で待機。
場所なのか、雰囲気なのか、みんなの服装なのか、娘はなかなか落ちつけず、授乳でごまかしていました。
授乳できるスペースがある神社だったので、とても助かりました!(これも予約時に確認したらいいかも!)
祈祷をパパ・私・娘・両方の祖父母の7人で受け、祈祷中はすやすやねんね。
最後に太鼓が大きな音でなると、起きて泣いてしまいましたが、夏で祈祷を受けていらっしゃる方が少なかったからか
皆様が「いいよいいよ 赤ちゃんは泣くものだよ」と言ってくださり、本当にほっとしました。
お祝い着は私が生まれたときに母方の祖母が誂えてくれた物を使いました。
夏なので、「写真を撮るときだけ」使いました。
その時だけのために準備した感じにはなりましたが、娘が大きくなった今でも写真を見るといい記念になったなぁと感じます。
お宮参りを午前にすませ、お昼はお食い初めのお祝いのため料亭へ。
予約時に「お宮参りを済ませてから伺いたい」ということと「お食い初めを行いたい」と伝えたところ、
時間も臨機応変に対応していただき、お食い初めの食器も女の子用のもの、メニューもお祝い膳を用意していただけました。
またベビーベッドも用意していただける素敵な料亭でした。
夏だったけども、みんな予定を合わせてお宮参り&お食い初めを出来て本当に良かったです!
私たち夫婦にとっても、祖父母にとっても、いい思い出になりました!
最後に
お宮参り 生後1か月くらいに行うなら、まだママは本調子じゃないので、無理はしないでくださいね!
季節や赤ちゃんの体調なども考慮し、みんなが笑顔でお祝いをしてあげることで、記念に残りますよ。
お宮参りとお食い初めと一緒に行う、神社がすいている時期を選ぶなど、あなたらしいお祝いを考えてみてくださいね。
また両方の祖父母が揃ってお祝いすることも多いので、両家の費用負担のバランスが取れるようパパママが間に入って、上手に調整するといいですね。
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